瞬きを忘れて

関ジャニ∞/SixTONES/日記

ビールはおいしい方がいい

涙の数だけ強くなれるなら私は今最強かもしれない。

情緒不安定になって久しぶりにボロボロ泣いた。洗濯物を干しながら。

干し終わってハァとため息をついて椅子に座って泣きながら洗濯物干す自分を思い出して少し冷静になって疲れたなぁと思った。なんで洗濯物干しながら泣いてんねん。

 

今日は本当は同僚何人かとご飯に行く約束をしていた。恐らく風邪を引いてしまった。病院には行っていないので分からないけどたぶん風邪。

滅多にそんなことにはならないのによりによって声が出なくなってしまい更に輪をかけてメンタルも落ち込んだから当日キャンセルした。

同僚は私がうつ病なことを知っているからいつも通りに接してくれた。その対応は今の私にとってはありがたく優しさを感じた。

当日キャンセルをしてしまった自分に対してまた罪悪感や嫌悪感がわいてくる。

「風邪だから仕方ない。声が出ないと喋れないし。喉痛いとご飯がおいしいかも分からないし。誰かにうつしたらいけないし。みんなは働いてるし。患者さんを相手にしてるし。きっと今の時期は新人さんの教育とかでより疲れてるだろうし。人手が足りないって師長さん言ってたし。それに私はお酒禁止されてるから気を遣わせてしまうかもしれないし。話についていけないかもしれないし。ぼーっとしちゃうかもしれないし。そしたら私がいない方が盛り上がるかもしれない。」

私の頭の中を要約して端的に文字にしたらこんな感じだ。

風邪からこんなに自責の念までよくこじつけられたものだ。

~たら~れば、もし~なら、が大得意である。もちろん悪い意味で。

私のこんな風な頭の中を知られてしまったら周りからどんどん人がいなくなってしまいそうだから頭の中のことは心の中にいつもは仕舞っておくけれどキャパオーバーなのでネットの海に放り投げる。

 

そう、全部うつ病が悪いのだ。

病気のせい。そしてついでに風邪のせい。

前回のブログに書いたように先生から長期休職を言い渡されたおかげで、ようやく病識が持てるようになった私は、今まで自分のせいだけにしてたところをちょっとだけ病気のせいにできるようになった。

はやく治してみんなで楽しくお酒が飲みたい。

そう思った私は思い立って「うつ病」でググった。

今までも何回もうつ病の発症機序や治療方法や薬の種類や作用のしかたまで調べた。

調べたけど全然頭に残ってなかったので今一度調べた。

はやく治したい一心で。

おいしいビールが飲みたい一心で。

 

厚生労働省のホームページや製薬会社のホームページを閲覧した。

そこには「心が弱いから周囲に甘えているからうつ病になるというわけではありません」と書いてあった。そして神経伝達物質がどうのこうのと書いてあった。

それを読んで思い出したことがあった。

うつ病を発症してお母さんに伝えた時「〇〇(私の名前)はまじめやからなぁ~」と言われたこと。大好きな先輩にいろいろ話を聴いてもらって「〇〇のいいところではあるけど、まじめなんやろなぁもっと適当でいいと思うけどなぁ」と言われたこと。そう言われた時は「私は真面目という風に見えているんだなぁ」ぐらいにしか思ってなかった。真面目と言われて嫌な気はしなかった。なにせ自分の性格はTHEマジメだと自分でも思っている節があるから。自分のこと見てくれてる人がいてよかったと思った。

 

けど本当はその心の奥で「真面目にがんばることがいいことだと思って今までやってきた自分がダメだったのか。適当にできなかったからそのせいでうつ病になってしまったのか。」と思っていたことに今やっと気づいて、それで涙がもう勝手にボロボロ出てきた。きっと全然2人とも私をいじめてやろうとかそういうつもりで言ったのではないことは分かってる。むしろ逆に「頑張ってたの知ってるよ!肩の力抜いていいよ!」という気持ちで言ってくれたのだと思う。気にかけてくれていつも見ててくれてありがたい。恵まれているなと思う。

ただ、真面目に頑張って周囲に認められたい、お母さんに褒めてもらいたい、そうやってこれまでやってきたのにそれがいけなかったのか。じゃあどうすれば…そんな風に思っている自分がいることに気づいた。今こうやって見ると真に受けすぎだと思う。

 

もうこうなってくると無意識に自分を責める癖がついてるなと思う。本当に自分が思ってることに蓋をして自分でも気づいていない。重箱の隅をつつくようにあらゆるところから無意識のうちに自責の念を抱えて膨らんでる気がする。

そりゃあ相手がどんな間柄の関係であれ人に会うことに疲れるわなと納得した。うつ病になってから誰にも会いたくないと思う日が増えた。それは病気の症状に疲労感があったり無気力があったりするからだと思っていたけれどそれだけじゃなかったな。だからといってこれからどうしたらいいのかは全然分からない。でも1つ蓋を開けられた、それだけで私の中では大きなできごとだなと思う。もっと正直でもいいのかもしれない。人に気を遣うあまり自分に対して大丈夫って言い聞かせ過ぎてたかもしれない。だから涙が出たのかな。

 

あとはその閲覧したホームページに「休養が大事」とか「あせらずゆっくり」とか書いてあって改めて「休むことは悪いことじゃないよ。むしろ必要なことだよ。ちゃんと根拠もあるよ。」って言われてる気がして不安とか焦燥感とかあからさまに感じてたわけじゃないけどホッとした。で、ちょっと泣いた。

 

後はやっぱりうつ病は自殺にもつながりやすいことが統計データとともに書いてあった。やっぱりそうなんやと思いながら読んでたら「自殺はしないでください」って書いてあった。「どんなタイプのうつ病でもいい方向に向く日は必ずあります」って書いてあってまた泣いた。なんでこうなっちゃったんだろう、いつまでこのままなのだろうって不安でしょうがなかったから「必ず」という言葉にグッときた。

 

それで洗濯物が終わったアラームが鳴ったから渋々泣きながら洗濯物を干した。洗濯物を干せた!私は人間泣きながらでも洗濯物は干せるんだなと思った。あと、うつ病のことはやく治さなきゃと思ってたけど、別にはやく治さなくてもいいかなってちょっと思った。でもおいしいビールははやく飲みたいな。

 

おわり

 

あ、たぶんこれからも病気のことブログに書くのでカテゴリー新しく作りました。