瞬きを忘れて

関ジャニ∞/SixTONES/日記

観た映画・アニメ(2021年2月)

2月の末ごろ30日間無料キャンペーンみたいなのにまんまと釣られてアマプラの登録をした。せっかくなのでいっぱい観たろ!と思って気合い入れたけどどうにも忘れっぽいので記録に残すことにした。映画は好きだけれどいつも「良かった」とか「あんまりだった」とかそれくらいの記憶しか残らないのでせっかく他にも感じたことがあるなら残しておきたいなと思って書いてみることにした。続かないかもしれないけど飽きるまではやってみようと思う。ネタバレを含むと思うので注意してください。

 

❁「望み」(映画)2020年、アマプラ

寝る前に映画でも観ようと思いアマプラで選んだ。幸せに暮らす4人家族(父:堤真一さん、母:石田ゆり子さん、息子:岡田健史さん、娘:清原果耶さん)。ある日息子が失踪する。同時期に息子の同級生が殺害され、息子はその事件の関係者であることが分かる。そして殺害された被害者はもう1人いるとの続報がある。息子は事件の被害者なのか加害者なのかどっち?なんでいなくなったの?なんで音信不通なの?という家族それぞれの気持ちや揺れ動く様子が丁寧に描かれていてすんなり感情移入できた。

父は息子が被害者であっていいとは思っていないけど、それ以上に加害者であって欲しくなくて「息子を信じてる、あいつはそんな奴じゃない」と言い、毎日押し寄せるマスコミや家への嫌がらせ行為、仕事への影響で神経がすり減っていく中でやっぱり加害者かもしれないと思えてきたりして。そんな中で息子が加害者ではないと確信を得たシーンはめちゃめちゃ泣いた。ちょっとでも疑ってごめんなという父の気持ちが痛いほど伝わってきて泣いた。そのシーンのあとそのまま被害者の子のお葬式に向かって「息子の代わりに手を合わせさせてください」って行ったけど、息子のことを加害者だと疑っている親族に怒鳴り散らされるシーンがあってそこでもボロクソに泣いた。「息子はやってません!」って泣きながら崩れ落ちるシーンはもう父の愛を感じて涙腺がダメになった。

母は例え加害者であっても息子には生きていて欲しい気持ちが強くて、もうこれまでの人生を捨ててでも加害者の家族として生きていく覚悟までした。その覚悟を決めるまでにおばあちゃん(母の実母)が手料理いっぱい持って訪ねてきたシーンがあって、その料理を食べた瞬間に母が娘の顔になって不安を吐露しながら涙を流すところで私も一緒に泣いた。私もメンタル限界の時よくご飯食べながら泣いてたけどご飯食べると泣けてくるのってなんでなんやろなぁ。そしておばあちゃんが「覚悟をしなさい」と諭していて母親というものの強さを感じた。そこから母の覚悟が固まった様子で父とも考えの違いから言い合いになることもあって何が何でも生きて帰ってきて欲しいという切実な思いがよく伝わってきた。

娘はお兄ちゃんが加害者だったら犯罪者の家族の1人として自分の将来はどうなってしまうのかと不安になる。憧れの高校への受験を諦めないといけないのかと不安を口にした時、母に冷たく突き放された。その時に「お母さんはいつも私よりお兄ちゃんのことが大事」というようなセリフがあってやっぱそういうのあるよなと思った。母もおばあちゃんにやってもらったように娘の不安を受け止めて寄り添うことができたらよかったんやろうけど状況と立場的に難しかったんやろうな。娘は父と2人で車に乗っているシーンで「お母さんの前では言えないけれど正直お兄ちゃんが加害者だったら困る。受験は、就職は、結婚は?調べたら自分で命を絶つような人もいるって書いてあった。」と話していて自分の人生がどうなってしまうのか不安でいっぱいなことが伝わった。そんな中でも兄からもらった受験のお守りを大事に持っているシーンもあってちゃんと兄を大切な存在だと思っていることもよく分かった。

それぞれの「望み」が明らかになり終盤を迎えて、なんで息子は失踪したのか、息子は加害者なのか被害者なのか、なぜ息子の同級生は殺されてしまったのかといった疑問がテンポよく明らかになっていく展開が気持ちよかった。その明らかになった部分でも泣いた。全体的に被害者でも加害者でもどう転んでも救いのない感じが重苦しくて良かった。息子がええ子やったことと最後は家族それぞれがこれでよかったのだと現実を受け入れられているような描写だったのがこの映画のせめてもの救いだなと思った。堤幸彦監督の映画では「人魚の眠る家」も重苦しさでいうと同じような感じで好き。自分でもめっちゃ泣くやんと思うくらいめっちゃ泣いた。それだけ心に響いたということで良い時間だった。

 

❁「進撃の巨人」(アニメ)1話~70話、2013年・2017~2021年、アマプラ

3期の途中くらいまで当時アニメを毎週観てたけれどどこかで挫折して今。1話から観直した。やっぱりおもしろくて、でも続けて観ないとまた話が分からなくなって離脱してしまうと思って一気に観た。最新話まで追いつけてちょっともう達成感がある。カタカナばっかりやからちょっと混乱してる。学生の頃世界史苦手やったからな…。アルミンが好き。何回か死にかけてたけど生きててよかった。海見られてよかったね。結構サクサク色んな人が死ぬけどエルビン団長とサシャが死んじゃった時は悲しかった。

 

❁「呪術廻戦」(アニメ)1話~20話、2020年~2021年、テレビ

私の推しは五条先生と狗巻先輩。五条先生の飄々としたキャラが好きなんやけど素顔がイケメンすぎてびっくりした。狗巻先輩の出番が多い回はおにぎりが食べたくなる。しゃけ。おにぎりの具以外に何か喋るといつも血吐いてるイメージ。かわいそう。野薔薇ちゃんも強くてかっこいい女の子で大好き。ちなみに私の周りではななみん推しが多い。私もななみんを見習って「労働はクソ」のスタンスで仕事に期待をせず生きていくことにした。

今の時点でのお気に入りのシーンは17話の禪院真希・真依姉妹の戦い。真依はいつも人を見下したり皮肉を言ったりしているけれど実は真希にコンプレックスを抱いていたことが明らかになる部分がたまらんかった。嫌味ばっかり言って嫌なキャラやなぁと思ってたけど人をこき下ろすことで自分を保っていたという弱い一面が見られてよかった。一方で真希の器のでかさと心身の強さは見ていていいなと思う。ジャンプに出てくる強い女の子って感じ。この姉妹の対比の描写がとっても好き。あとは9~12話の順平に全く救いがない感じが重たくて私のツボをついてたから好き。もっと早く虎杖と友達になれていたらな。アニメしか追ってないけど本誌や単行本派の人たちからこれからの展開が結構酷いと聞いて楽しみ。じゅじゅさんぽでやってた鶏のつみれ真似して作ってみたけど簡単で美味しかった。

 

❁「はたらく細胞」(アニメ)2期1話~8話、2021年、テレビ・アマプラ

❁「はたらく細胞BLACK」(アニメ)6話~10話、2021年、テレビ

かわいい、勉強になる。それに尽きる。1期も観てた。2期の乳酸菌の話がかわいくてその回を観た後の夜勤明けにはジョアを何本かスーパーで買って帰ったぐらい。調べたらラブレ菌はコレステロール値を下げ、カゼリ菌SP株は内臓脂肪を減らし、LB81乳酸菌は肌に良いらしい。乳酸菌は色んな種類があって種類ごとに働きが違うので知っているとおもしろいかもと思った。看護学生時代にあればよかったのになぁと思うほど良い教材やと感じる。好きなキャラクターはマクロファージさん。まさかマクロファージがあんなにほんわか殺戮お姉さんに擬人化されるとは。マクロファージは貪食細胞とも呼ばれるからもっと食いしん坊みたいなイメージやったから驚いた。BLACKの方を観てると胸が痛む。自分の体内も働きづらい環境やろな…と思う。楽しみながら勉強にもなっていいアニメ。